2006 年 03 月
日本は物価が安いなあ
2006/03/13 ( LHR -> FRA(X) -> KIX )
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ユースホステルの朝は気を遣います。飛行機で出て行かなきゃならないので、早く起きなきゃならなかったのですが、がさがさやりづらいし電気を付けるのは憚られますからね。本来なら 10 時フライトなんだからそんなにせかせかしなくても大丈夫と思うのですが、ディレイを起こしまくることで悪名高いヒースロー空港ですから手荷物検査があほほど時間かかることも考えて 2 時間前にきっちり行かないと怖いです。ついでに、地下鉄もどれぐらい完璧に来るかわかりませんので 60 分かかることを計算に入れると 3 時間前にはここを出なければなりません。幸い私のユースはヒースロー空港に向かうピカデリー線のロンドン市内では一番遠い駅ですので空いております。確実に座れますので、その点だけがいいですね。 ユースに別れを告げ、キングスクロス駅へ。私の持っているオイスターカードは 1-2 ゾーンのみフリーですから、窓口へ行って 1.8 ポンドをチャージ。昼間は混んでいたので、どれだけ並ぶだろうと思っておりましたけど、閑散としておりました。やっぱりロンドンもヨーロッパ的で、朝からせかせかはしていないんだろうなあ。 地下鉄は朝でも 6 分間隔で来ており、全く問題なくヒースロー空港行きへ乗り込めました。あとは、朝日を浴びながら気持ちよくなりぐーぐーぐー。気がつくと、ヒースロー空港に到着しておりました。 早速地下通路を通り、ルフトハンザカウンターまで行ってチェックイン。ポルトガルでは同じスターアライアンスの TAP が受け持っていますが、イギリスには無いのでルフトハンザ職員が対応してくれました。で、言われたのが手荷物の重さが重いので預けてくださいと言うこと。持ち込みは 9Kg までだそうです。日本では言われたこと無いけどなあと思い、でもフランクフルトから関西はビジネスですよと言うと、ちょっと待ってと言いながらしばし画面とにらめっこ。何があったのかなあと待っていると、横のカウンターの職員と話すなどして困っている様子。何か?と聞くと、フランクフルトからのチケットはここでは出せないので向こうでやってくれ。手荷物は持って行っていいからと言われました。どうやら、アップグレードに関してわからなかったか、手続きをやりたくなかったかどちらかのようです。そのため、もらったチケットはフランクフルトまでの一枚だけでした。 さて入国時に見てぞっとしたセキュリティチェックですが、まだ時間が早かったこともありとても空いておりました。でも、アクシデントが!それはセントポール大聖堂で購入したペーパーナイフが引っかかり、「手荷物として預ける」か「中にあるショップでプチプチを購入して、国際便で日本まで送る」か「廃棄する」か選びなさいと言われましたので、プチプチを購入することに決めましたが、5 ポンドのナイフに 10 ポンド以上かけて送るのもあほらしいなあと思い、そのままスルーで置いてきました。 ヒースロー空港にもダイナースクラブラウンジが有りますので、余った時間はここで。ただ、ダイナースクラブラウンジはターミナル 1 にしか無く、ルフトハンザの飛ぶターミナル 2 には有りません。そのため、ターミナル 1 まで 10 分ぐらい歩いて行きました。そこのラウンジで、あなたはターミナル 2 だから 2 のラウンジを使えるように連絡をしてあげるから 2 に行きなさいと言われ、また 2 へ。というのも、ここのラウンジは同じ会社が営業するラウンジだから、基本的にはどこでも使えるそうです。ただ、受付は 1でしかしていないと言うことでした。ヒースロー空港のラウンジですが、私が知っている空港のラウンジの中では一番でした。ビールが 6 種類も有るのと、酒もジョニーウォーカーのブルーラベルが有りましたし、シャンパンももちろんです。ここだけはさすがに紳士の国( というか、ブルジョアとプロレタリアートの八升である所得格差の国 )だと思いました。飲み物だけはファーストクラスラウンジと遜色有りませんでした。食べ物はパウンドケーキなど冷たい物だけですけど、それでも他のラウンジより比べものにならないぐらい有りましたわ。ポケットがぱんぱんになりました。 フランクフルト行きはヒースロー空港にしては珍しく、定刻出発。機内食はもちろんライトミール。オランダからの時はツナ入りだったので期待したのですが、いつも通りのチーズとレタスだけでした。残念。 フランクフルトには定刻に到着。乗り換え時間は 55 分しか有りません。しか、と言うのは、私には計画があるからです。というのも、スタンプをもらうために一度出てから発券してもらおうと思いました。そのため、ダッシュでパスポートコントロールへ。そしてダッシュでチェックインカウンターへ行きましたので、着いたときには汗がだらだらと出ておりました。チェックインカウンターはビジネスでしたから、アメリカ用の場所でもチェックインさせてもらえました。バウチャーを見せて、ビジネスのチケットを受け取りました。確かに、チケットには大きく C と書かれてあります。 そしてもう一度手荷物検査を受けて、パスポートコントロールへ。ちょっと怪訝な顔をされたけど出国完了。スタンプを 2 つ GET したよ。 早速いつもの B54 ゲート前にあるセネターラウンジ( ビジネスクラスラウンジ )に登り、BECKS をジョッキに注ぎごくごくと二杯いただきました。いやあ、やっぱりドイツビールはうまいなあ。急いだので汗だくだったのですが、ビールを飲んだことにより余計に汗が出てきました。 搭乗時間 15 分前になりましたので、搭乗手続きに行ったらなんかまだ全然搭乗を開始していません。この時点でなんか嫌な予感がしたんです。でもこればかりはどうしようもないので待っておりました。そして搭乗開始ですが、全く誘導する人がおらず温厚な日本人以外の人種であれば我れ先にと押しかけていたのでしょうが、日本人なので全員右へならえで誰も搭乗せず時間がどんどん過ぎていきました。アナウンスで搭乗してくださいと言っているにもかかわらずにです。民族性を非常に感じられました。そこでやっと日本人のスタッフが来て、みなさん乗り込んでいきました。 搭乗後はすぐにシャンパン。もちろんガラス入りです。ツアーのおばちゃん達にビジネスはいいねえって言われるのを適当にかわしながら飲んでおりました。よく覚えておいてほしいのですが、関西に飛んでいる A340-600 の場合、ブルジョアビジネスとプアビジネスが有り、満席でもない限りプアビジネスはアップグレードの乗客やエコノミーに不具合があった乗客があてがわれます。ブルジョアビジネスは中間ドアより前の席で、基本的にエコノミー客には見られません。逆にプアビジネスはエコノミー客に見られまくり、下りるときもとろとろしているとエコノミー客に抜かれます。最近のルフトハンザはブロック( 上級クラスが下りるまで下級クラスは下りられない )をしませんからねえ。なので、見られるビジネスの人たちは金持ちそうに見えても、ただ単に乗っている回数が多くてアップグレードしているだけなのでブルジョアではありません。 ちょっと搭乗が遅れたけど、順調にタキシング開始。ワイングラスも下げられました。ちょうどフランクフルト空港は混んでいるのか、5 台ほど離陸待ち。滑走路が 4 本も有ると言っても、A346 レベルが飛び立てる滑走路は限られています。長いなあと思いながら窓の外を覗いていると、なぜか U ターンしてオープンスポットに戻っていきました。そこで流れたのは「計器に異常が表示されましたので、整備いたします」と言うことでした。まあビジネスだからベッドにしてぼーっと待っておりましたが、この間はビジネスといえども飲み物を頂けませんでした。というか、フライトアテンダントさん達はめちゃめちゃ忙しそうにチェックをしておりましたので、そんな雰囲気ではありませんでした。時間として一時間半、なにもせずにぼーっとするだけでした。こんだけ待たされるなら一旦降ろしてくれたらいいのになあと思いましたけど、手続きが大変なので仕方ないのでしょうね。そして二時間遅れで出発です。 その後のフライトはさすがエアバスと言うこともあり、特に問題なく帰ることが出来ました。ソビエトが解体され UAE の時代にシベリアルートを通ったとき以来の落ちるかも‥‥って恐怖心の中乗っていましたけど、どうってことはありませんでした。案外余裕です。でもまあ関西空港に着いたときは、正直安心いたしましたけどね。 ロンドンの壁紙はこちら 本日の気分:日本は物価が安いなあ:0 時間( 計 0 時間 ) |
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