御茶義理の人のにっき

御茶義理の人が1998年からつらつらと書き連ねているポルトガルなどの新着情報

ひかり 340 号新大阪行き上り最終ひかりに搭乗

世界の動画サイトからアニメやお笑いを一気に検索して全話見られる Ribbon Douga Network( rdn.jp )
2008/12/14
  0 系新幹線と言えば、高度成長の象徴みたいなものですが、私にとって思い出されるのは昭和 56 年の正月に東京まで旅行へ行った際に乗ったこと。今の私にとっては新幹線というと、東京まで二時間半でも乗りたくないものですが、当時はあこがれの的でした。その東京観光は当時幼稚園児の私にとっては強攻策で、すっかり疲れてしまったらしく帰りの新幹線に乗り込んだとたんに寝てしまったそうですが、そのときに飲んだ味噌汁の味が忘れられません。これは事実であっても後付けで聞いただけの話かもしれませんが、私にとっては家族のイメージです。その後の 100 系以降は残念ながら家族というのはほど遠い出張のイメージしかありませんけどね。
 その 0 系が本日最終運転になり完全解体されるため SL のように復活運転されることもないので、本当に最後の乗車機会となります。もちろんそのチケットは今まで類を見ないほどのプラチナチケット( JR の職員曰く )らしいのですが、色々なつてを通じてなんとか二枚 GET しました。姫路から新大阪って言う時間にしてたった 30 分ですが、なかなか味わえない非常に重みのある 30 分を味わえるチケットです。
 新幹線に乗る為なので JR でいこうかと思いましたが、少しでも安い山陽電鉄で行くことに。山陽電鉄特急車両には毎日乗っているけれど、阪神電車区間しか乗っておらず、山陽区間を走ったのは 8 年ぶりぐらいかなあ。JR だったら姫路までも新快速で一時間もかからないぐらいだったけれど、山陽だと 80 分ぐらいかかりますね。バブル以降の関西私鉄は速達性よりも利便性ばかりを優先されて停車駅が増えすぎて何が特急なのかどうかわかりませんね。その点、JR はなんやかんや言ってもがんばっているなあって思います。もちろん国鉄時代からの用地が大きいため複々線を引けているってのは大きな要素だとは思いますけど、国鉄時代からの変革を考えれば JR の努力はなかなかのものだと思いますよ。
 姫路に着いたのは、新幹線入線の 30 分ぐらい前。姫路というなんとも中途半端な駅ではありますけど、それなりの人が集まっていました。電光掲示板にもひかり 340 号新大阪行きが掲示されています。私も早速ホームに入ろうとしたんだけど、ここで少しミス。私はてっきり山陽新幹線区間だけは ICOCA で乗られると思っていたんだけど、乗車券を購入しなければ乗られないということで新幹線入り口前のみどりの窓口で買い直すんだけど、入場券を買い求める人たちも混じって大行列。入線まであと 5 分ぐらいになったところで結構あびきょうかんになりました。まあこれだけ混むのが予想される状態で、入場券だけ事前に発見して手売りせず、窓口も一つしか開けていない JR 側にも不備はあるけどね。私はなんとか乗車券を買えて入線に間に合いましたけど、あれだけ並んでいたら買えなかった人もいるのではないかなあ。
 ホームに上がると、人、人、人。そりゃもうものすごい数の人が 0 系の入線を待っていました。私もその人たちに混じり、撮影場所をキープ。これだけ混んでいると、なかなか人を入れずに車両だけ撮影するのは難しいのですが、それなりの広角レンズのおかげで綺麗に 0 系新幹線最終運転ひかり 340 号新大阪行きを撮影することが出来ました。高速運転なのでサボをつけるのが無理なのはわかりますが、何かしらつけておいてくれたらもっとうれしかったなあと思います。とはいえ、最終運転用にお色直しがされているので綺麗ですね。
 本日はさよなら運転のために、乗り込むときにも特急券の検察がありました。勢いで乗ってこられないように、各扉二人体制の厳重警備です。乗車後は、それこそみなさん色々な場所で撮影会に。六両編成なんだけど、六両目から一両目に移るのにものすごい時間がかかりました。歩けない。それぞれ撮りたいところは十人十色。座席風景からトイレの取っ手まで人それぞれ思い思いに撮影されていました。私の座席に着けたのは発車して少し経ってから。くどいようですがさよなら運転と言うことで、山陽新幹線開業当時の社内販売員制服を着た女の人たちが乗車記念品と記念グッズの購入券を配りに来てくれました。残念ながら博多から来ているので記念グッズについては、ステッカー以外全部売り切れで買うことが出来ませんでした。限定数 5 は厳しすぎます。転売してくれっていう限定数はやめてもらいたいものですよ。
 約 30 分で、新大阪に到着。山陽新幹線はほとんど乗ったことがないのでわからないけど、新大阪のかなり手前から減速。その理由は言わずもがな、さよなら運転を見るために新大阪駅がめちゃめちゃ混んでいるからです。姫路では人と重ならずに十分に撮影が出来ましたが、新大阪はそりゃもうすごいことになっていました。入線するホームの双方に人人人であふれかえり、新幹線から降りるのもはばかられるぐらいの状態でした。いやあ本当に乗れて良かった。
 今回の旅で感じたのですが、本当に楽しい鉄道旅行って久々にしました。最近は仕事関連しか鉄道を利用せず、ひたすら移動手段としてしか見ていませんでした鉄道を、何年ぶりかに癒しの空間として見ることが出来ました。普段は少しでもうるさいとイライラしたり、パソコンを打っていたりする空間で、人と話、笑い、時を楽しむことが出来ました。やっぱり鉄道旅行は風情がある気がします。これからもたまにはリゾート用の列車に乗ってみようと思いました。それでも、仕事関連は飛行機で速達性を求めるんだろうけどね。
 本日の気分:ひかり 340 号新大阪行き上り最終ひかりに搭乗:0 時間( 計 0 時間 )

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