御茶義理の人のにっき

御茶義理の人が1998年からつらつらと書き連ねているポルトガルなどの新着情報

アメリカ

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2004/09/12 シアトル 3 日目
 今日はカナダのビクトリアに行きます。07:00 に起床して、添乗員さんから帰りのチケットをもらい朝ご飯を食べて出発。帰りのチケットがないと、入国時にややこしい事になりますからね。
 ホテルから飛行場というか湖は一度行った事もあり、歩いて 10 分ほどで着きました。途中にかっこいい合気道味のある電信柱を撮影。少し時間が早いので、湖に浮かぶ船などを撮影しておりました。
 30 分前になったので、飛行艇会社に行ってすぐにチケットを出してチェックイン、と言っても大げさなカウンターがあるわけではなく、テーブルに着いたお兄さんにパスポートを見せるだけ。なんて適当な出国検査なんだって感じです。驚く事に、飛行機に乗るというのに手荷物検査は全くありません。こんなのでいいのか?これは本当にアメリカなの?という感じです。爆発物を持っていても問題有りません。つか、八尾で遊覧飛行に乗ったのと同じ感じです。国際線なんてのはみじんも感じませんで、気が抜けました。
 水上飛行艇には順番を呼ばれ乗り込みます。私はてっきり一艇の飛行艇で運営しているのだと思っていたのですが、人数にあわせて飛行艇の数を増やすみたいで、私の乗る時間には 3 艇が着いておりました。私が乗り込んだのはブッチャードガーデンマークが入った、おそらく外国人が主に乗る飛行機です。偶然、他の日本人の方も居たのですが、その方達とも同じでした。荷物をまず預けて乗り込むと、緊急用設備の説明をされます。変わったところではプロペラ機で五月蠅いため耳栓をするようにと、前のポケットに耳栓が入っておりました。
 説明が終わるとすぐに離水です。湖の奥までタキシングして、プロペラを回したと思うとふわっと浮き上がりました。もっと水面なので揺れるのかなあと思っておりましたが、水はコンクリートと一緒と言うように、地上滑走となんら変わらない感じで浮かび上がりました。浮かび上がった後は、ポケットに入っている地図を見比べながら、窓の下と地図を目で行ったり来たりです。みんな同じような首の動きをしていてとても楽しい。高度が 400m ほどですから、島の線の形がはっきりとわかります。カナダに近づくにつれ、天候も回復し絶好の飛行艇日和。そんな一連の行動をループしながら 40 分ほどでカナダのビクトリア上空へ到着。徐々に高度を落としていきまして、着水直前の太陽の反射と飛行機のコントラストは絶妙。着水の衝撃は地上のセスナより幾分弱く感じましたし、窓の外の景色がとても素晴らしいです。水しぶきを上げながら滑走するのは気持ちの良いものです。着水後は 5 分ほど滑走して専用の桟橋に到着です。到着後、写真を撮ってもらったり、撮ってあげたりと、ローカル路線ならではののんびりさがありました。そしてカナダ入国の時間。プレハブの倉庫ぐらいの小さな建物が桟橋の先に有り、そこで簡単なパスポートチェックを受けて入国完了。なんてあっけない。それでもまあ観光バスでカナダ入国するよりは質問されるだけましなのだそうです。ふーん。
 入国後、ダウンタウンに歩いていく道のりでタクシーが待っており、私を見ると「日本人?」(日本語で)で聞かれ、Yes と答えると「Where are you from in Japan?」(間違っているかも)と言われ、「Osaka( 外国人用に、オーザカって発音で)」と答えました。すると、「Oh! オーザカ!もうかりまっか?(もちろん日本語で)」と来たので、決めぜりふ「ぼちぼちでんなぁ」で返して、手を bye と振りながら立ち去りました。カナダに来て、もうかりまっか、ぼちぼちでんなをするとは思いませんでした。
 到着した時間は、まだ 8 時台。なので街は静まりかえり、居るのは観光客ばかりという感じです。でもカナダ一綺麗と言われるビクトリアを散歩するには最高の時間です。街にはフラッグが貼られ、シャチの置物が四つ角毎に並べられています。ビクトリア市を中心部エンプレスホテルから始まり、ぐるっと 1 時間ぐらいかけて歩きました。途中、馬車を見たり、写真を撮ったり、なんしかきれいんです。この町はとても綺麗。車もそんなに走っているという感じではなく、いい感じです。街の至る所には花が咲き乱れております。空気も澄んでいます。そんな道をてくてくと 1 時間ほど歩いていくと、昔の豪邸であるところにたどり着きます。ここまでの道のりで 50 人ぐらいの日本人とすれ違いました。バンクーバーよりはマシなのだそうですけど、それぐらい日本人だらけです。ここではカード社会というのが感じられ、文化施設であるにもかかわらず入場料にカードが使用できます。これには少し驚きました。他にも日本語のパンフレットが用意されておりました。さすがです。ただ、肝心の施設自体は「城」と名前が付いていますが、全く城ではなく自己陶酔もいいところでした。全く大したことはなく、中に展示してあったメイド服に萌えたぐらいでした。
 帰りは別のロマンチック街道のような並木道を歩いてダウンタウンまで帰りました。途中にはイギリスと深い結びつきのあるビクトリアというのを印象づけるゴシック様式の教会や公園がありました。次はブッチャードガーデンに行こうと思い、75 番の市バスで行く事になりますので、時刻表をデジカメで撮ってから、ショッピングセンターへ行き、20 カナダドルをキャッシング。これが悲劇の始まりでした。キャッシングですので 20 ドル札で出てきたのですが、10 分ほど待ってバスに乗ったところ、おつりを渡せないから崩してきてと言われて、乗車拒否。次は 1 時間後。時計を見ると逆算した場合、現地滞在時間は 40 分。ただしバスが遅れたら少しやばいかなあということになりましたので、行くのを止めました。ビクトリアに来てあそこに行かないでどうすると言われるでしょうが、市バスを選択した私が馬鹿でしたね。あとは、台湾、ポルトガルや日本の感覚でおつりをくれるものだと思っておりましたが、違いました。仕方ないので、中華街やのみの市みたいなのをぶらぶらと見ていると、稼働橋が開くところに遭遇。こういうギミックが動くのって楽しいね。行けなくてイライラしていたけど、吹っ飛びました。それからはピエロを見ながらブルーベリージェラートを食べて、ショッピングをしてなどといつもとは違う楽しみ方をする事が出来ました。T シャツ屋に入って、なかなか楽しい T シャツを買う事も出来ましたし、案外こういうものもいいもんだなあと感じました。他にお土産は自分用にキーホルダーとスモークサーモン、そしてチョコレートを購入しました。
 でも時間が余りましたので、Bar に入ってビクトリア地ビールを 3 杯堪能。エール、ラガー、ダークと全て胃に収めながら、絵はがきを書いておりました。ここでもシアトル同様、外での飲酒は出来ません( 例外、オープンカフェー )。この地ビールの生ビールの頭に着いているコックは、ビクトリアのイルカを表すようにシャチの形をしており、とてもかわいい。記念に写真を撮らせてもらいました。しかしこれが悲劇になるなんて、私には想像もしませんでしたわ。
 離陸 30 分前になったので Bar から出て、水上飛行場へ。チェックインを何事もなく済まし、トイレをして乗り込みました。が、ここからが悲劇です。ええっとビールを 3 パイント、すなわち 1.5 リットル胃に収めておりますので、めちゃめちゃトイレがしたくなり、離陸と同時に死にそうになりました。もちろん、小型飛行機なのでトイレなんて有りません。おそらく行きしなと同じ最後尾席に座っていたら、エチケット袋に出していたぐらいはち切れんばかりに緊迫しておりました。つか、本当に後ろの荷物室に行ってやろうかと思いました。こういう時の時間の経つ速度の遅さは異常で、時計を見ていても全然時間は経ちませんし、地図を見てもなかなか進みません。そんな必死の形相で我慢をしておりましたら、残り 15 分ぐらいになったところでアルコールの毒素が全身に回ったのか、気絶しました(わらぃ)。寝るんではなくて、おそらく気絶です。全然トイレに行きたくて眠気なんて有りませんでしたから、一瞬で落ちたようです。折角サンセットを楽しもうと思っていたのに、気が付くと、というか、起こされるとシアトルに着いておりました。失禁はしておりませんでした、奇跡です。せっかく飛行機でもう一枚写真を撮ろうと思っていたのに、鞄を持ってダッシュです。入国にはカナダよりきちんとした審査があり、一通りの事を聞かれましたが、トイレに行きたくてそれどころではなく、支離滅裂な答えを返しておりましたが、通してくれました。と同時に、スーパーダッシュって感じのダッシュをかまして、トイレに一直線。トイレに入ろうとした他の方に必死の形相で呼びかけると、言葉を発せずとも通じたようで譲ってくれました。用を足した後、出てくると譲ってくれた人他、スタッフの人たち全員に笑われました。まあ旅の恥はかきすてですから、いいですけどね。
 ホテルに帰り、夕食の場所を決めて、20 時に出て行きました。夕食の場所は、ANTHONYS PIER 66 ってところ。先ほどの事にもめげず、ビールで乾杯。食べたのは、シアトルで取れる 4 種類の生牡蠣のセットと、蟹のクリームパスタ。クリームパスタは 2500 円ぐらいします。高すぎます。私が作ったぐらいの味しかしないし、量だけはものすごい多いけどね。やっぱり一番美味しいのは、生牡蠣でした。どういう国やねんって感じです。牡蠣は 4 種類あって、私的に一番美味しかったのは熊本です。熊本といっても熊本産では無く、シアトル産ですが、小さくて生臭くなく淡泊な味がしました。日本風な味です。名前を忘れましたが、左から 3,4 番目の牡蠣は生臭くて、生では美味しくないなあと思いました。デザートはレアチーズケーキにラズベリーをかけたものでした。これがアホみたいに大きいです。腹に溜まるクリームパスタを食べた後だと、私でも苦しかったです。カプチーノには、シナモンスティックが付いていなくて、詐欺だと思いましたわ。ハウスワインは美味しかったです。でもこれでチップを入れて $70.22 もするんだから、信じられないなあ。アメリカ高い。嫌い。サインする入れ物が少しかこよかった。
 帰りにコンビニに寄り、日本の全種類のビールが売られているのを見てびっくり。明日の朝のために、ヨーグルトを購入。それからスペースニードルを写真を撮りに行って、正面入り口正面入り口からスペースニードルだけ真下から少し引いた位置からと撮りましたが、一番はSF 博物館方面からライトアップされた木を入れたものが一番だと思いました。壁紙にしましたが、かなりお気に入りの方です。シアトルセンターを歩いていると、SF の博物館なんてあったんだ。行きたかったなあ。
 そしてふと時計を見ると、私の時計と 1 時間のずれが……。こんな時期に夏時間から冬時間に移動したのかと感じ、不安になりながらホテルに帰り、サアラさんを撮影した後、就寝しました。
 本日の気分:アメリカの用意全く無し:0 時間( 計 0 時間 ),明日のラッキーアイテム:ゴミ箱

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2017/04/12 06:36:35lzhqsshfbAblJDweSmV
2013/12/22 22:43:47feflkxpmNbqSKESyzpSM
2009/06/19 11:11:45hldwqrKXPHwePddQWeBB
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