2008 年 07 月
労働時間をサラミ法のごとく接収されても気づかない人たち
2008/07/31
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そろそろ会社とまた不穏な空気を醸し出して来ましたかねえ。 なんか私の職場では、定常的に 10 〜 30 分ぐらいの残業が起こる場合が多く、みなさん当たり前のように律儀に残ってやっています。ようは今日中にしておかないと明日は何もすることが無くなるような事なのですが、私はこの考えは最悪だと思っていますのでもちろん一切残りません。杓子定規だと言われても、10 〜 30 分を定常的に残るって事は月当たり残業代を一人頭で 5 万ぐらい浮かせているということになるのに、なぜそれが気づかないのでしょうね。お金でも時間でも、多くの物から少しずつとるというサラミ法的な手法を用いられた場合には、それを用いられていること自体が気づきにくいということになります。今の部署も、8 時間働いてきたんだから、10 分ぐらいすぐだという感じで定時を過ぎても働いているのだと思いますが、れっきとした残業ですからね。勘違いしてはいけません。たった 10 分ですが、春闘などで労働時間を 1 分でも縮めようとすることがどれだけ大変なのか、わかっていないと思います。これらは全て、このような組合活動を無にする物で、職場で団結して一切しない宣言をするべきなのですよ。まさに蟹工船どおりにするべきです。 間違われたら困りますが、もちろんそのまま仕事を放って帰っていいとは言っていません。正規の手続きを踏んで、たとえば本来は 30 分単位でしか残業は付かないが特別に 10 分単位で計上しておくとか、当番で残って済ますとかするべきだと思っています。残業が悪なのではなくて、サービス残業が悪なのです。 だいたいこれが上司の直接的な命令でなく、労働者自身が自発的に行うような風土になっているのもいただけません。この団結は間違った方向への団結です。帰る人を帰りづらくし、上司を伴わない同一立場通しの者がお互いに支配する、上にとっては一番独裁的統制の取りやすい分割統制を成り立たせてしまっているのです。 私は復活後は穏やかに暮らしたいとは思いますが、なかなかそうとは行かないかもしれません。ただ、前のようにただ切れるというわけではなく、一応説明しようとは思っています。 本日の気分:労働時間をサラミ法のごとく接収されても気づかない人たち:0 時間( 計 0 時間 ) |
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