御茶義理の人のにっき

御茶義理の人が1998年からつらつらと書き連ねているポルトガルなどの新着情報

Angra do Heroismo にスーパーを見つけました

世界の動画サイトからアニメやお笑いを一気に検索して全話見られる Ribbon Douga Network( rdn.jp )
2005/08/24 ( Acores[Azores] Terceira [TER] )
 ここのレジデンシャル、朝食は良くなかった。パンと牛乳とオレンジジュース( 文字通りジュース )だけ。あとは Acores 産のチーズとバターだけ。
 バスは 09:00 発なので、それまで部屋でぼーっとしてから、メイドのお姉ちゃん達に挨拶して出発しました。バスは植物園の前から出発。いつも通り何の表示もないので、下りる場所を教えてもらって下車。下りる場所は SERRETA です。下りたところは、本当に何もないところ。仕方ないので、近くにいたおじいさんに聞くと英語で教えてくれました。
 少しバス停(中心部と言っても、教会があるだけですが) から下ったところに、ハイキング用の登り口がありここから入っていくことになりました。本日のコースは全長 7Km です。途中、とても臭い。何が臭いのかと思うと、道路に牛糞が大量にあります。なんでこんなに牛糞が大量にあるのかは後でわかりました。あと途中にドナドナになり損ねたのかはわかりませんが、一匹の山羊が居ました。
  500m ほど歩くと山道の入り口が見えました。ここからはひたすら原生林の中を歩いていきます。途中には迷わないように、赤と黄色のトレイル用マークが付いておりますので、これを見落とさないように行かなければなりません。そして歩き始めて 100m ぐらい行ったところで、いきなり有刺鉄線に道を拒まれました。土砂崩れでも起こしたのかなあと思いましたが、特に何も書かれていないので開けて通りました。理由は後でわかります。
 原生林の中はあじさいなどの花の宝庫。涼しいけどかなり湿度が高いので、T シャツ毎汗だくになりました。途中、二人組みのお姉ちゃん達が居たので挨拶をして、とっとと追い抜いて終始一人で歩きました。難易度としては 2 の山でしたので、楽でした。ほいほいと歩いていくと、舗装されていない道路に出ましてもう少しで頂上だなあと思ったこれからがきつかったです。最後の頂上までの 1Km ぐらいは、今までの倍ぐらいある斜度になっており道も所々崩れております。まあマディラの時のように、足を踏み外したら死ぬということは無いのですが、足にかなり負担がかかりました。そしてもう歩けないと思いながらもがんばっていたら、なんとか頂上に着くことが出来ました。
 頂上にはモニュメントが有るだけです。これにもたれてリンゴを食べましたが、これのうまかったこと!疲れた後の果物は最高だね。あとはチョコレート。これも最高。食べると眠たくなって寝ていると、しばらくしてお姉ちゃん達がやってきたので写真を撮って、撮ってもらいました。
 そして下山。と行きたいところですが、山頂の後ろにはカルデラ湖だと思うけど、神秘的な湖があり、ペガサスでもいそうな感じです。嘘です。水はとても澄んでおり、魚が泳いでいるのも見えました。どこから沸いてくるんだろうね。
 下り道は牧場沿いでした。ここで先ほどの謎が解けます。有刺鉄線は牛が逃げないため、そして道路の糞は牛を移動させたときの物みたいです。下りはひたすら牧場の有刺鉄線沿いを歩きます。ですから有刺鉄線にも気をつけなければなりませんが、牛糞にも気をつけなければなりません。周りは牛さんだらけです。興味があるので見たいけど、怖くて近づけません。
 この道は実は尾根沿いで、視界が開けると断崖絶壁が見えて一瞬命が縮まりそうになりました。牧場を抜けると、今度は本当にこの道でいいのかっていうような、石灰岩だけのめちゃめちゃ滑りやすい道が 1Km ぐらい続きまして、滑って転ばないように必死でした。周りに捕まるところもないし、足下は踏ん張り効かないしで、わざと足を滑らせながら下るんだけど、しんどいしんどい。ま、一度も転びませんでしたけどね。
 それが終わると後は平坦な牧場を横切るだけですので、目の前に居る牛を捕りに行きました。初めは調子よく近づいていったのですが、明らかに警戒されていまして近づけず、遠巻きに写真を撮っていたら集団で近づいてきて、おしっこをじゃーーーーっと出されました。よく知りませんが、本能的に感じたのは小便を出すのは縄張りを守る威嚇だと思います。怖いから棘と有刺鉄線の中に逃げました。
 そして下山完了。お疲れ様ということで、無事アスファルトの道を歩いて、先ほどの登り口までたどり着きました。時計を見ると、バスは出たところで、どうやら三時間待ち。仕方ないから、そこにあるセルベジャーリアでビールをもらって一気に飲み干し、もう一本を外にあるベンチで飲んでいるといつの間にか一時間ぐらい爆睡しておりました。
 目が覚めてまだ二時間ぐらいあるため、バスの道をアンゴラへ戻りながら、風景を写真に撮り、地図にある丘に登って人々の暮らしを見ておりました。ポピュラスみたい(古っ )。ぼーっと見ていると、普通のアスファルト道を山の上から牛が集団で歩いて下りてきたり、村の中にある牧場におじさんがえさを持ってきたりと、のどかに時間が流れておりました。そしてひまわりや色々な花が綺麗でした。
 バスを待つ場所まで行って 30 分ぐらい座っていました。本当にここにバスが来るか不安でした。というのも時刻表が始発駅の分しか有りませんから、何時に通るかおおよそしかわからないのです。私の予想の時間になっても、10 分過ぎても来ないのでとても不安になりましたが、20 分ほど予想より遅くバスは無事にやってきました。ちなみに、こういう場所のバスは手を挙げて止めます。どこらでも止めることが出来ます。
 街に戻って今日は食べるぞ!と気合いを入れたのに、行きたい店は満員。仕方ないので昨日と同じ店に行って、アソーレス産のワインを開けて、豪勢に有頭エビの炭焼きニンニクソース和えと、スズキの照り焼きを食べました。むちゃくちゃうめぇ。
 デザートは本日アイスクリーム屋さんでダブルを頼んで食べ始めたけど、上がごそっと落ちたから、誰も見ていないのをいいことに上だけ拾って食べたのは内緒だよ。
 今日の酒の量、ビール× 500 ml, Vinho Branco Acores× 750ml
 本日の気分:Angra do Heroismo にスーパーを見つけました:0 時間( 計 0 時間 )

コメント

お名前
コメント

連絡先 skypeID( GochaGiri-の人 )のを no へ、人を hito に変換 | ©1998-2008 Yuumi