御茶義理の人のにっき

御茶義理の人が1998年からつらつらと書き連ねているポルトガルなどの新着情報

ポルトガル料理

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2002/06/27
 お待たせいたしました、ポルトガル講座の時間です。
 本日の講座はポルトガル料理本「Cozinha Regional do Algarve( ISBN:972-1-03573-4)」(アルガルベ地方の料理本)から「Arroz de Polvo」(たこのポルトガル風リゾット)です。この本はもちろん全文がポルトガル語で書かれておりますので、私がしこしこ会社の昼休み時間を使って訳しているわけですが固有名詞で出てこない単語が多くて結構四苦八苦しております。ただ、好きなことは飲み込みが早いって感じでなんとなく文法が理解出来てきまして、少しは早く訳せるようになってきました。
 さてとポルトガル料理をする上で必要なのはポルトガルの塩とオリーブオイルです。ポルトガル人の人から直接聞きましたが日本の塩ではポルトガル本来の味を出すことは出来ないと言うことです。これが少し前までは非常に入手困難だったわけですが、なんたって IT 時代の到来で買い物に関しては楽天という大きな存在が出来まして、今ではメルカードポルトガルに行けば塩とオリーブオイルはそろいますので今すぐ買い物かごへ入れて GET しましょう。
 で、アルガルベ地方に関して書きますと、昨年の 3 月の更新情報を見ていただいて前半に出てくる地名がそうです。この地方はいわゆる南海岸沿いの地域でヨーロッパの避暑地であり一大リゾート地でヨットハーバーには豪華なヨットやクルーザーが所狭しと並んでおります。また、ホテルの夏料金と冬料金の差がとても激しい地方でもあります。でも、そこはポルトガル、2Km も歩けばちっさな漁村で時間が止まっております。そこでは鰯が水揚げされ、昼からワインを片手に漁師の人たちが叫んでいたりとても楽しいところです。今回の Arroz de Porvo は Santa Luzia という町の名物としてこの本には紹介されておりますが、実際はアルガルベ地方であればどこのレストランでも食べることが出来ます。ポルトガルには米料理(リゾット)が意外に多く、他にも馬刀貝、あんこう、鮭、大ウナギ、ウサギ、貝と甲殻類、などの種類があり貝と甲殻類のリゾット「Arroz de Mariscos」は食材に鮮度を問われない(もちろん、漁村の方が美味しいし料理慣れしているのでよけいに美味しい)ので、内陸の魚介類がメニューに少なく牛や羊、ウサギ肉ばっかりのところでも比較的食べられるのが特徴です。馬刀貝のリゾットは飽きます、ちょっと淡泊なのでだんだんと貝を食べたくなってくるのですわ。で、アンコウのリゾットは絶品です。これに関してはアルガルベ地方でしか食べられません、リスボアでも食べることは出来ますが全ての店で食べられるわけではありませんので是非ともアルガルベでどうぞ。大ウナギのリゾットはポルトで春に食べられます、ええっと確実に半分食べたら吐きそうになると思います。なんていうか、めちゃめちゃ泥臭い上に魚臭いので、私でも胸が悪くなりました。ちなみに、この話題は何度か書いていると思いますが 5500ESC( 1EURO = 200.4ESC )もする高級珍味ですので、お金に糸目をつけないで旅行だからって割り切れる方は是非とも春にポルトに行った際には頼んでみてください。かなりなものです。あと、ポルトガルのウナギはぶったぎっておりますので、骨からなにからそのまま付いております。ウサギは私がエビと読み間違って初めてのポルトガルに行ったときに世界遺産 EVORA で食べました。死にました。
 アルガルベ地方の名物といえばカタプラーナ鍋が有名で、これも絶品です。とはいえ、私は食べたことがないのでなんとも言えません。一人で頼むと量が多いので断られる場合が多くて、基本的には 2 人前以上です。日本の鍋物と一緒ですね。
 それで、私は今回料理を作るまでポルトガル料理の味は独特と思っておりましたが、ポルトガル料理の神髄というか味の秘訣がわかりました。塩とオリーブとトマトとコアンドロ(コリアンダー)の味がポルトガルらしい味になるということです。本当に感動して、私は天才じゃないかとかちょっと思いながら食しておりました。あまりにも美味しく懐かしく、食べていると色々な地方の情景が目の中に浮かびぽわぁと体が浮いた感じになりめっちゃ飲みたい気分になりましたので、Vinho Verdeを開けました。すると、これがもう何とも言えない完璧な味で、味も変わっておらず炭酸も抜けていない正しい VinhoVerde で二重に感動。畳の部屋が、昨年 FARO で過ごしたときのカフェーになっておりました。FARO では色々あったなあと思い、その時日本でも色々あって、友達関連も今とはちょっと違ったり、もう心はその時に戻っておりました。別府の山颪がポルトガルの潮の香りのする風に、なにもかもポルトガルでした。
 さて、肝心のレシピですがこの本の通りに行くとえらいことになります。といいますのも、ポルトガル人はそこらへんの欧米人に負けずおとらず大食いですので 4 人前のレシピでもえらい量になります。実際、向こうに行って 1 人前を頼むと私なら食べきれますが、大抵の女性の方は食べきれないのではないでしょうか?男性でも辛いと思います。まあ、そのために 1/2 サイズっていうのがあるのですが、それでも日本の 1 人前より多いです。料理は 2,3 人で行くのに限ります、先ほどのカタプラーナもそうですけど一人で行けば 1 種類の料理しか食べられませんが、人数が増えればそれだけ食べられる種類が増えます。旅行中出来るだけ多くのポルトガル料理を食したいですからね。積極的にユースホステルを利用して友達を GET しましょうヽ(´ー`)ノちょっと話がそれましたが、そのままのレシピを書けば以下のようになります。
たこ:1.5Kg
米:500g
トマト:500g
青ピーマン:1 個
オリーブオイル:50ml
タマネギ:1 玉
ニンニク:4 カケ
コアンドロ:1 本
塩と胡椒:適量
 たこ 1.5KGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGG!! って感じです。多分 1 匹そのまま入れてそれぐらいの重さです。本日買ってきましたたこは足と頭の 1/8 ですが、 150g しかありません。たった 1/10 です。これが 10 倍です。どんな鍋でやるのでしょう……ていうか、四人前なのにたこ・米・トマトだけで 2.5Kg って……大食い大会だよ。
 そんなわけで、私が作りましたレシピです。日本人向けとしておきましょう。
たこ:150g
米:1 合
トマト:1.5 玉
青ピーマン:1/2 個
オリーブオイル:30ml
タマネギ:1 玉
ニンニク:2 カケ
コアンドロ:1/2 本
白ワイン:100cc
水:400cc
塩と胡椒:適量
 だいぶん減りました。これぐらいなら一人でも無理すれば食べられますし、食べられなければ次の日に食べれば OK です。
 では、レシピを書いていきましょう。
--------今日のレシピ( Arroz de Polvo )---------

1)たこを 1cm の幅に切り、胡椒と塩で下味を付ける
 ブラックペッパーを少し入れれば美味しい
 ニンニク、タマネギ、ピーマンはみじん切りにする
 米は洗って水につけておく
2)平鍋にオリーブオイルを入れ、ニンニク・たまねぎ・ピーマンを炒める
3)タマネギの水分が飛んだら、コアンドロとトマトを入れ沸き立つまで煮る
4)たこを入れて、炒め煮る。初め鍋を傾けてたこだけ焼いても可
5)たこに火が通れば、米を入れて全体を混ぜ白ワインと水を入れる
水は多いと思うぐらいの方が米が良く炊ける。米の堅さに合わせて調節する
6)コアンドロを水面が隠れるぐらい入れて、水がご飯にかぶるぐらいになるまで煮込む
 こんな感じで煮込むのですわ
7)火を止めて、土鍋に入れる
8)めちゃうめえ。ヽ(´ー`)ノ本当に Muito Gostoso! だよ
 本日の気分:もっと訳さねば:Arroz de Polvo,明日のラッキーアイテム:ポルトガル料理,1.75PTE/1JPY

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